香典返しはいつ贈る?正しいタイミングを解説!|大丸松坂屋オンラインストア【公式通販】

香典返しはいつ贈る?正しいタイミングを解説!

香典返しはいつ贈る?正しいタイミングを解説!

香典返しはいつ贈るとよいのでしょうか。この記事では正しいタイミングや、宗教別の香典返しの方法について解説します。

香典返しを贈る時期

香典返しを贈る時期は、大きく分けて2つあります。1つはお通夜や葬儀の当日に贈る「即日返し(当日返し)」、もう1つは「後日返し」です。それぞれの概要とポイントを説明します。

即日返し(当日返し)の場合

即日返し(当日返し)の場合

「即日返し(当日返し)」はお通夜や葬儀の当日に、受付で香典をいただいたらその場で会葬御礼とともに香典返しをお渡しすることをいいます。北海道や東北地方でこの習慣がありますが、昨今では他の地域でも即日返しが増えてきています。というのも親族であっても遠く離れた場所に住んでいる方も多く、お通夜や葬儀だけに来る方が増えているためです。また、配送の手間や遺族の負担を軽減するということも理由のひとつでしょう。

この即日返しには以下の2つの方法があります。
・香典をいただいた方全員に一律の品物を香典返しとして用意し、お渡しする。高額の香典をいただいた方には忌明け後に改めて相応の品物を贈る。
・香典の金額に応じた複数の香典返しの品物を用意し、その場でお渡しする。

なお香典返しは「半返し」と呼ばれる、いただいた香典の半額程度の品物を用意するのが一般的です。しかし当日返しでは香典の金額がわからないため、3,000円ほどの品物を用意しておくのが一般的です。

前述したとおり、香典返しの手間が大幅軽減されるのが即日返しのメリットですが、贈り先さまによってお品を変えることができないのがデメリットです。よって即日返しをする場合は、無難な品物を用意する必要があります。

後日返しの場合

「後日返し」は、故人が亡くなられてから四十九日法要までの間に、いただいた香典に対して香典返しをお渡しすることです。香典返しにはお悔やみいただいた参列者に「弔事を滞りなく終えたこと」や「無事に法要を終えて忌明けを迎えることができた」というお礼を伝える意味があります。そのため香典返しを贈る時期は、後日返しである「忌明けのあと」が一般的です。

忌明けは、遺族が喪に服す「忌服」の期間を終える日のことを指します。この忌明けの時期は宗教や宗派で異なり、仏式では「四十九日」、神道では「五十日」となっています。

後日返しの場合も、香典返しの相場は「半返し」が一般的です。ただし昨今では、三分の一程度の額の品物を贈ることも増えてきているようです。

後日返しのメリットは、香典の金額を把握し、贈り先に合った香典返しを用意できることが挙げられます。ただし葬儀の後に品物選びや配送の手配などをしなければならず、手間がかかるのが難点です。

宗教別の香典返しの方法

香典返しの方法は、宗教によって異なります。確認しておきましょう。

仏教

仏教での香典返しは、四十九日の法要が終わってから1か月以内に贈るようにします。これは亡くなってから49日後に裁きが下され、転生後の行き先が決定すると考えられているためです。このことから忌明けの時期は四十九日となります。

四十九日が年末年始にかかってしまうような場合は、四十九日の代わりに三十五日を忌明けとし、年内に届くように配慮するとよいでしょう。年明けに四十九日の忌明けとして贈る場合は、松の内(正月飾りを片づける日)以降に贈るようにしてください。

また命日から忌明けまで3か月にまたがるスケジュールになると、「三月=身付き」「始終苦(四十九)労が身(み=三)に付く」と読めることから縁起が悪いと考えられています。

命日が月の14日以降だと、3か月をまたぐことになります。また命日が月末だと、法要の日程を1週間前倒しても3か月をまたいでしまいます。このような「三月またぎ」を避けるため、「三十五日忌」を忌明けとすることもあります。基本的にはあまり気にする必要はありませんが、地域や家庭によって考え方がいろいろあるため、あらかじめご家族や葬儀会社の方に確認しておきましょう。

神道

神道では、神葬祭(通夜祭・葬場祭)でいただいた「御玉串料(おたまぐしりょう)」「御霊前(みたまえ)」「御榊料(おさかきりょう)」に対して返礼品を贈ります。

神道では、亡くなった日を含めて50日目の「五十日祭」が忌明けにあたります。よって返礼品を贈るタイミングは、五十日祭から1か月以内にするのが一般的です。

掛け紙は、水引だけが印刷されたものを用います。表書きは「志」または「偲び草」と書きましょう。

キリスト教

キリスト教式には「香典」という概念がありません。ただし参列者から葬儀や亡くなった際にいただく金品や、「御花料」というかたちで香典をいただくことも増えています。このいただいた金品に対して、 忌明けのタイミングでお返しをする習慣があります。

キリスト教の忌明けは、カトリックとプロテスタントで異なります。カトリックであれば、故人が亡くなってから30日目の「追悼ミサ」の後、プロテスタントは1か月目の「召天記念日・記念式」の後となっています。返礼品をお渡しするタイミングは、忌明けから1か月以内を目安にしましょう。

掛け紙は神道と同様、水引だけが印刷されたものを用います。表書きは「志」または「偲び草」と書きましょう。

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香典返しの時期は「即日返し(当日返し)」と「後日返し」の2種類があります。後日返しの場合は、宗教や宗派によって時期が異なるため注意が必要です。ただし、どの宗教も忌明け後1か月以内を目安に贈るとよいでしょう。

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